クロアゲハ舞い上がる
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飼育箱の蛹たちは越冬しそうなので、玄関から3階に移動させてあった。
これまでも灯りには気を遣ってきたが、ここなら自然光でいいのではないかと。
一昨日の夜中を過ぎ、なんだかどうも気になってアゲハの蛹の箱をのぞいた。
なんと、まさかの黒い影。
クロアゲハが羽化していた。
わあ、越冬すると思っていたのに今頃どうするの。
羽化はきっと昼間のうちだったのだろう。
箱の上の方で蛹になっていたから落ちたりしなかったのだろうか。
夜中にどうしようとうろたえても、心配を募らせてもしかたがない。
まわりの蛹たちを刺激することになるのかもしれないし。
朝になっても羽根を広げたままじっとしていて、大丈夫なのかこの子。
見た目、羽は無事らしいが、飛び立たせようにも運悪く台風が近づいている。
砂糖水を脱脂綿に含ませたのを置いた。
綿棒に砂糖水を含ませたのを蝶の目の前に持って行けば乗り移ってくる。
羽根を羽ばたかせることもできそうだ。
小さいペットボトルにチェリーセージの花と金柑の枝を差して箱の中に置いたけど、
チェリーセージの香りは好みでなかったらごめんよ。
雨が強くなる。とても外に出せない。
また朝が来て、今日は風があるけどよく晴れた。
飛べるようなら空を飛ぶのが一番。
箱ごと外に出して、綿棒にとまらせ、昨日咲いたハイビスカスの花に移すとあっという間に飛び立った。
うまく飛べるか夫と二人で黒い姿を目で追う。
大丈夫そうだ。
スイーと滑空もできるよと見せながら飛び去っていった。
今の時期では、もうお仲間は飛んでいないかもしれない。
でも、せいいっぱい生きるんだよ。
飛び立つシーンは、見守るのに精一杯で撮れませんでした。
アオムシ時代からナミアゲハより大きかった蝶はメスでした。
なかなか蛹にならなくて気になった子でした。
遠目ながら滑空する美しさを見せてくれました。
忘れられない1頭になりそうです。
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